A Quarter Century Ago Today 25年前のロサンゼルス日記

25年前にロサンゼルスに滞在していた時の日々の記録。25年後のその日に公開していきます。

LA Marathon

Mar. 29th, 1998

 

 ロサンゼルス・マラソンが終わりました。天気予報はずっと雨、しかもstormだと言っていましたが、大ハズレもいいところ、抜けるような晴天に恵まれました。気温もそれ程あがらずマラソン日和でした。
 私の結果はというとボロボロで、記録は5時間1?分でした。


 朝6時半にアパートを出てダウンタウンへ。道が混んでいるといけないと思い、ハイウェイを使わずに行きましたが、既にマラソンのために閉鎖されているところがあり、少し遠回りになってしまいました。それでも、余裕を持って到着。
 上空には飛行機が文字を描いています。大きく"? ? ?"。みんな、これは一体何だろうと言っていました。

 駐車場で隣に車を停めていたおじ(い)さんと少し会話。おじいさん曰く、「マラソンを走るんだったらば、週に少なくとも20マイル(約32km)は走らないといけないな。ま、週に2、3回は休みを入れて。私の場合は40マイル走るけれども。」
 ご説ごもっともですが、私は週に一回しか練習していないとは言えませんでした。(^_^;


 スタート前にアメリカ合衆国国家が斉唱されました。自分のために?歌われていると思うと、不思議な気持ち。
 8時45分、スタート! 私がスタートラインを通過するまでに5分。おっ、スタートラインにはあのモハメド・アリがいます。確かアリはアメリカのスポーツ大臣が何かだったような気がしますが。

※ 調べる限り「スポーツ大臣」のような経歴はありません。(2023年3月)

 

 沿道には陽気なアメリカ人がたくさん応援してくれています。バンドが演奏をしていたり、合唱をしていたりと、日本のマラソンでは余り見かけない光景がそこにはありました。

 "Keep going. Keep going. You can do that!"
 "Look'n good. Look'n good. You are almost there!!"
 "Hey you guys. You are looking like a champion to me."

などなど、色々と声をかけてもらいました。


 13マイル過ぎの中間地点を2時間10分で通過。なかなかいいペースで行きました。が、16マイル過ぎで鉛を入れたように足が重くなってきました。練習不足のせいでしょうか。
 20マイル過ぎから右膝に痛みが出てきて、余り走れなくなりました。しばらくして左膝にも同じ痛みが出て走るのを断念。歩いている分には痛みがないので残りの7、8マイルはひたすら歩き続けました。
 沿道にはバナナやオレンジ、そしてゲータレードがあるので、残りはひたすら飲み食いウォーク。や~、しかし歩くととて~も長い!!


 ゴール直前の1マイルは最後の力を振り絞って激走。体力はまだ残っていたので、他の走者をゴボウ抜き。それでもゴール直後はふくらはぎが痙攣を起こしそうでした。(^_^;

 朝に話したおじいさんとの会話が身にしみました。

 かくして長い長いロサンゼルス・マラソンは終了。しばらくは膝の痛みとお友達かもしれません。