A Quarter Century Ago Today 25年前のロサンゼルス日記

25年前にロサンゼルスに滞在していた時の日々の記録。25年後のその日に公開していきます。

Las Vegas

Jan. 12th, 1998

 

 日本から戻って時差ボケもまだ完全に抜けきれない最初の週末に、学生達とラスベガスに行ってきました。
 やっぱり学生君達は若い。朝の6時までカジノで遊んでいますから。もっとも朝は起きてこないし、車の運転も私だったのですが....。

 しかしやはりラスベガスは車で行くには遠かった。往復で600マイル、およそ1,000kmです。東京-大阪を往復したことになります。

 ラスベガスでは噂の新しいアトラクションが2つオープンしていました。これが私の今回の大きな目的です。


■ STAR TREK THE EXPERIENCE
 このアトラクションは1月4日にオープンしたばかりです。去年の夏からオープンを度々延長してきて、このため、"This time it is REAL!"というキャッチ・コピーでPRしていたのには笑ってしまいました。

 ここで使われているシステムは、ユニバーサル・スタジオの「バック・トゥ・ザ・フューチャー ザ・ライド」(BTTF)と同じIMAXライドです。CG映像の制作はリズム・アンド・ヒューズが行っています。

 このアトラクションは文字通りスタートレックの世界を体験するということがメインになっています。プレショーから色々な仕掛けがあり、メインショーまで飽きさせないようによく出来ています。(ちょっとネタばらしになるのでこれから行こうと思って
いる人は読まない方がいいかも....。)
 まずアトラクションまでの通路はスタートレック関係のパネル等で埋め尽くされています。そしてスタートレックのキャラクター(コスプレをしたエイリアン達)がその辺をウロウロしています。

 最初のウェイティング・ルームは、いかにもこれからライドに乗るような部屋になっています。そこで突然照明が消え風が吹きます。そして明るくなると、何と別の部屋にいます。これでスタートレックの世界に瞬間移動したという演出です。実によく出来て
います。

 とにかくスタートレック・ファンにはたまらないと思います。スタートレック人気が日本の比ではないので、アメリカ人は大喜びでした。更にエンタープライズ号のコクピットに移動、そして最後にライドです。
 BTTFに比べて、IMAXライドの仕掛けがばれにくいスマートな設計になっています。

 ただ、アトラクションを待つ人の列がカジノの中に出来てしまうのは頂けないですが....。


■ Race for Atlantice
 こちらも昨年末にオープンするはずでしたが、聞いたところによると、数日前にオープンしたばかりとのことです。

 こちらのシステムは、中止になった都市博で日立館(でしたよね?>C君)が採用する予定であった、IMAX3Dライドという最強の?システムです。ヘッドセットは新宿タカシマヤのIMAXシアターと同じものが採用されています。ただあの重いヘッドセットを頭につけて揺られると....。
 映像はこれもまたリズム・アンド・ヒューズです。

 さて入り口のモニターでちょっとした紹介ビデオを見て、さあ入ろうとすると....、なんとゲートを閉めだすではありませんか。慌てて理由を聞くと何かシステム・トラブルがあったようです。ここ数日、公開はしていたものの安定せず、ショーとして見せら
れるクウォリティを維持できないため、中止したということです。いつ再オープンするかは分かりませんでした。

 今月15日に関係者向けの招待ライドがあるので、それに備えてしっかり再調整するのではというのが私の予想です。しかしそれにしても残念! また行かないと。でも今度は飛行機で。

 このアトラクションはほとんどPRをしていないため(何故?)、これだけのシステムであるにも関わらず知名度は驚くほど低いのが現状です。今日も余り人がいませんでした。


■ EFX
 MGM GRANDホテルでやっている有料ショーです。($50.00)

 シアターは全席ボディソニック・シートで、このショーには本当にありとあらゆるエンターテイメント要素が盛り込まれています。テーマが何かと言われると困ってしまうような内容ですが、単純に楽しめます。

 歌あり、ミュージカルあり、サーカスあり、水や火を使ったすごい舞台装置ありです。そして途中で偏向メガネ式の立体映像もあります。

 "MISS IT AND MISS LAS VEGAS"というキャッチフレーズは、まんざら嘘ではありません。ラスベガスに来る前に予約しておくだけの価値はあるかと思います。