A Quarter Century Ago Today 25年前のロサンゼルス日記

25年前にロサンゼルスに滞在していた時の日々の記録。25年後のその日に公開していきます。

Knott's Berry Farm & Movie

Oct. 11th, 1997 

 

 土曜日に山口さん一家に紛れて、ナッツベリー・ファームというテーマパークに行ってきました。ディズニーランドのそばに位置しますが、アパートから車で1時間もかかりません。

 ここは非常に歴史のある所で、元祖テーマ・パークのような場所でもあるので、以前から一度は行きたいとは思っていました。ただターゲットの年齢が低いため、子供が一緒でないと少しつらい感じはあります。
 というわけで、山口さんのお子さんをだしに?私もついて行きました。

 入場料は$35.00(※1)です。乗り物に乗れない入場だけの券が$25.00です。園内で乗り物に乗る際に券を確認されることは一回もありませんでした。というより確認をする人がいませんでした。人件費削減のためなのでしょうか?

 

※1 2022年9月現在、入場料は日によって異なるようですが、$69からです。

 

 ジェット・コースターなどがたくさんあり、いわゆる遊園地といったところでしょうか。ただアトラクションの中に一つだけ特筆に値する所がありました。

 "Mystery Lodge"というアトラクションです。アメリカ西部の長老がその文化等を語るというものなのですが、ハーフミラーを巧みに使い、ライブと映像を見事に織り交ぜた演出をしていました。ユニバーサル・スタジオ等にも、ハーフミラーを使ってライ
ブと映像の両方を使ったアトラクションがいくつかありましたが、これは今まで私が見たものの中でも最高のできでした。

 何がそんなに素晴らしかったかというと、実際の人が演じる長老やセットと映像が、位置的、タイミング的に見事にあっているという点が一つにあります。子供はもちろん、大人でも実際のセットと映像を正確に識別できない人もたくさんいると思います。
 またライブの照明と映像の明るさの使い方が絶妙でした。ライブの照明を落とすときに明るい効果映像を映し出し、観客の目に入る光量をほぼ一定に保ち、違和感なく長老がスッと消える演出を実現していました。この逆(長老が突然現れる)もあり、これ
らは見事なトリック的演出でした。

 このアトラクションを見たことだけで、私は大満足でした。


 この日はそれだけでは終わりません。
 アパートから歩いて行ける所にある中規模モール内には、6スクリーンの映画館が2つあり、とりあえず話題の映画は全てそこで見ることができます。pm9:45からの、"THE PEACEMAKER"を見てきました。
 これはスピルバーグ率いるドリーム・ワークスの映画第一弾ということで、話題性は充分です。上映前のムービー・ニュースには、秋から冬にかけて公開するドリーム・ワークスの2作品もありました。
 スタジオの建設が遅れているなど(建設予定地は私が住んでいる所のすぐそばです。)、いくつかの問題点も指摘されているドリーム・ワークスですが、それなりのペースで作品は配給していきそうです。アニメーションも柱の一つに育てていくようですが、それは来年の秋になるよう話を、私が聴講している授業の講師で現在ドリーム・ワークスに籍を置くTom Sitoが言っていました。

 "THE PEACEMAKER"の作品の詳細を書くつもりはありませんが、私の印象は「ダイ・ハード4」を見たという感じです。(^_^; 大ヒットということはないとは思いますが、第一弾としてはそれなりの成功を納める気が私はしますが、果たして結果は如何に?