A Quarter Century Ago Today 25年前のロサンゼルス日記

25年前にロサンゼルスに滞在していた時の日々の記録。25年後のその日に公開していきます。

Sue

Mar. 11th, 1998

 

 日本のガソリンの値段も下がっているようですが、ここロサンゼルスも例外ではありません。

 ガソリンは3つの分類で売られていて、安いほうから大抵"Unleaded Plus"、"Performance Plus"、"High Performance"というような名前になっています。私はいつも真ん中のものを入れていますが、これもついに$1.00を切りました。

 日本でもリッター当たり100円前後になっていると聞くので、看板などは感覚的には一緒です。しかしここではリッターではありません。ガロン(=3.8リットル)なので、やはり日本に比べれば相当安いことになります。

 「人種のるつぼ」ロサンゼルスには、本当に様々な人がいて、当然色々な考え方があります。そうした人々の集まりの社会をうまくやっていくには、よく言われる「合理的」な社会にせざるを得ないということを最近感じます。

 "sue"(=告訴する)社会もこんな所から生まれている気がします。ある意味でものの白黒をはっきりとつけないとみんなが納得できない社会なのかもしれません。


 この間、USCのサウンド部門の部屋の使用説明を受けました。ここにはMacをベースにしたシステムがあり、大量のサウンド・エフェクト・ライブラリを使いながら音の編集ができます。
 このライブラリCDを使う際には、必ず使用前に全てのCDが揃っているかを確認するように注意されました。
 「仮に使用前から何枚かのCDが存在しなかったとしても、そのまま使用して後からそのCDがなかったと言っても、その全責任はあなたにあります。」

 スキーに行ったときにはこんなことがありました。私のウェアの背中には、"クロス"がついています。それを着ていると、レスキューの人から注意を受けました。紛らわしいからそれを脱ぐか、裏返しに着るようにと。日本でもこのウェアを着ていましたが、今までそんなことはありませんでした。
 これは直接はこうした訴訟社会とは関係ないことかもしれませんが、何かあった際の責任を明確にするという、アメリカ社会の構造を強く感じる経験でした。