A Quarter Century Ago Today 25年前のロサンゼルス日記

25年前にロサンゼルスに滞在していた時の日々の記録。25年後のその日に公開していきます。

Super Bowl

Jan. 25th, 1998

 

 今朝アパートの近くにある、スポーツ用品店でロサンゼルス・マラソンの申込書をもらってきました。去年は約42,000人が参加しているということなので、かなり大きな大会です。
 驚いたことに、この大会には自転車の部と、更にスケート(ローラーブレード)の部まであります。いかにもアメリカ!


 今日は"Super Bawl Sunday"です。私にはこのアメリカン・フットボールのゲームが、アメリカ人にとってどれ位大きな国民行事なのか、今一つ良く分かりませんが、先週は学生が口々に「今度はスーバーボール・サンデーだな。」と言っているところを見ると、かなり重みのある日のようです。

 街を車で走っていると、道端でスーパーボールのTシャツを売っている人までいます。日本で野球の日本シリーズのTシャツを道で売っている人はいませんので、それなりの大きなお祭りのようです。ちなみにスーパーボールの会場はサンディエゴで、ロサンゼルスではありません。

 この試合の放送中のCMは、日本の正月用のCMのように特別のものが流れたりするという噂を耳にしたので、ビデオに録って今見ています。

 試合前に、映像でクリトン大統領のメッセージがテレビに流れたのには驚きました。「フットボールで人種だとかは関係ない。チームの勝利のために、みんなが最善をつくす。それはアメリカも同じだ。人種を超えて、みんなで一つのアメリカを築こう!」 最近、余りいいニュースのない大統領。ちょっと白々しく、余りポジティブにこのメッセージを受け取ってくれた視聴者はいないかもしれません。

 試合中のCMは、ペプシなど(CGを使ったものがかなりの種類流れていました。ちなみにペプシマンは日本だけです。)はそれなりに力を入れたものが結構ありました。ただ普段余りアメリカのCMを見ていないので、どれが新作かどうかは定かではありません。明らかにフットボールを題材にしたものは少ないのですが、1分ものCMなど、やはり特別に作っているものが多いようです。

 驚いたことにCMの一つの枠で、カラーバーをバックにこんなメッセージが流れました。「この枠では○○保険会社の新しいCMが流れるはずでした。このCMはカンガルーのコーラスラインが踊るとても面白いものです。しかし残念なことに時間通りにテープがNBCに届いていません。どうやら代理店のまぬけがFedExを使わなかったようで、このテープはまだ地下鉄に乗っていると思われます。」

 え~っ。そんなことってあるんだろうか? 今頃この広告代理店、それこそえらい騒ぎになっているはずです。


 私はそれほどアメフトの試合を見る方ではありませんが、やはり本場の試合は迫力が違います。結構ゲームに引き込まれてしまいます。試合を見ていると、アメリカ人が熱狂するのが良く分かる気がします。すごく国民性に合っています。

 番組中で「3Dスナック。近日発売!」というCMがありました。きっと大したものじゃないのですが、何だかすごく気になります。