A Quarter Century Ago Today 25年前のロサンゼルス日記

25年前にロサンゼルスに滞在していた時の日々の記録。25年後のその日に公開していきます。

Driving Test Part2

Oct. 6th, 1997

 

 カリフォルニアの若者の間で一番良く使われる形容詞、それはcoolです。これは時としてgoodという意味であったり、smartという意味であったりすると私は解釈していますが、彼らにかかると何を見ても全て、"Oh! It's cool."です。
 アメリカでも最近の若者は語彙が少ないと嘆いているお年寄りがいらっしゃるのでしょうか?

 ついにドライビング・テストに合格しました。受かってしまえばどうってことありません。普通に運転さえすれば合格するのかと思ってしまいます。


 今日も5時起きで5時45分位にDMV(車両管理局)に着きましたが、今までに比べてすごく人が少なく、私は7番目でした。月曜日だから人が多いことを覚悟して行ったのですが、余り関係なかったようです。

 なんとなく前回の愛想のない教官に再び当たるような予感がしていたのですが、ほらほらやはり彼が来ました。ところが紙を見て前回の教官が自分であることが分かると、別の教官がお前を見るから車をどかせと言ってさっさと私の後ろの車へ行ってしまいました。アメリカでもそういうことは考慮されるのだと、妙に感心してしまいました。

 続いて現れた私の教官はかたことの日本語をしゃべる人の良さそうなおじさんです。
 まず止まったまま手信号での曲がる時の合図のテストをして、ウィンカー、ブレーキ、警笛、ワイパー、ライト、デフロスター、ハザード・ランプをチェックします。いよいよ出発です。幹線道路から、「そこみぎまがれ」、「まっすぐ」といったちょっと分かりにくい日本語交じりの合図に従って、住宅街へ入ったり、パーキング・スペー
スで駐車をしたり、バックをしたりします。最後にフリーウェイに少しだけ乗って試験の終了です。「ごうかく。」これも日本語でした。


 聞くと全部日本人のドライバーに聞いて覚えたということです。他の色々な言語も覚えているのかと聞くと、「いや、僕にとって日本語の発音はすごく覚えやすい。」と意外なことを言っていました。

 DMVに戻って指紋と写真を撮られておしまいです。即日発行ではなく仮の紙の免許証をもらいました。噂によると写真入りのライセンスが来るまでにものすごく時間がかかるということです。2ヶ月でこの仮の免許証の有効期限がきれますが、この再発行申請をさんざん繰り返さなければいけないということです。
 8ヶ月かかって、帰国の1ヶ月前にやっと免許証が来たという話も聞いたことがあります。気長に待ちましょう。

 免許証が仮であって、運転資格はもう仮ではありません。これで自分の車の車両保険もやっとおります。(国際免許では車両保険が効かない上、対人/対物も最低の保険にしか入れません。) アメリカの保険はすごく高いのですが、大事なことなので見直そうかと思っています。