Animation Class
Sep. 19th, 1997
大学での授業はとりあえず2つだけ受けています。興味を引かれるものは他にもたくさんあるのですが、よく言われる通りアメリカの大学は宿題、課題がたくさん出ます。15人程度の小人数のものが多く、聴講という形でも例外ではありません。自分の研究テーマのための時間を取っておくためには、この位がよいのではと思っています。
研究に関する下調べも始めていますが、ここだとまだまだ自分の情報網はないに等しいので、たかが文献を探すのでもすごく苦労しています。広いキャンパスに散在している、映画・テレビ関係の図書館、理工学関係の図書館、芸術関係の図書館を行ったり来たりしています。検索端末(Web上で検索できます。)で見つかる文献も実際には見つからないものも多く、USCの図書館は資料/文献探しには余り適さないのではという気が少ししています。
本屋めぐりもしないと....。
以前にも少し書いた、"Animation Fundamentals"のクラスの宿題で、落ち葉のアニメーションを作りました。これはまさにクラシックなアニメーションで、一コマ一コマ手で書いたものをコマ撮りします。
3つ穴のついたアニメーション用紙に書いた絵を、モーションチェック用の簡易VTRで撮っていきます。
地道な作業です。このシステム、どうなっているのか分かりませんが、普通のVHS(S-VHS)なのにコマ撮りができます。しかも秒24/30フレームが選べます。アメリカのアニメの大半は一枚の絵を2フレームずつ撮影しているということです。フルフレーム描いているのは日本のアニメぐらいだと学生の一人が言ってい
ましたが、本当にそうなのでしょうか。
今度の宿題はシェークスピアの「シラノ・ド・ベルジュラク」(でしたっけ?)の台本から、ストーリーボードを描いていくというものです。面白いのですが、余りいい加減なものを描くわけにもいかないので、それなりに時間をかけないと....。
p.s. 今度USCの関係でドリーム・ワークスのスタジオを見学できるようです。
アパートから車で10分位のところにある広大な敷地を、ドリーム・ワークスがスタジオ建設用に買収したそうです。が、自然保護団体が反対して、話が難航しているそうです。私が見る限り自然保護団体が反対するような自然は見当たらず、ただの空き地なのですが....。