A Quarter Century Ago Today 25年前のロサンゼルス日記

25年前にロサンゼルスに滞在していた時の日々の記録。25年後のその日に公開していきます。

Godzilla First Showing

May 19th, 1998

 

 アメリカの学校はそろそろもう夏休みになります。(USCは既に夏休みになっています。私は毎日ちゃんと学校に行っていますので、誤解のないよう。(^_^;) ということで、話題の映画も次々と公開になります。
 「彗星が地球にぶつかっちゃう。さあ、どうしよう。みんなでこの危機をのりきろう!」という、ちょっと"Independence Day"を思い出させるような映画、"Deep Inpact"が話題になっています。


 さて、予告通り?"Godzilla"のFirst Showingを見にサンタモニカの劇場に、夜足を運びました。制作費180億円、宣伝費180億円というので、数字から見てもやはり大作です。

 今日の夜、多くの劇場でこのFirst Showingが行われました。アメリカの劇場にはスクリーンがたくさんあるため、このようなスペシャル・イベントの場合は1つのシアターで3スクリーンを"Godzilla"に使ったりします。その結果、7:00、7:40、8:20、10:30、10:55、11:30と、夜からでも6スクリーニングが可能になります。

 アメリカでは、チケットはシート数だけの販売でSold Outになるため、2時間並んだ挙げ句の果てに見られないとか、立ち見とかそういうことはありません。さすがいくつかSold Outも出ていましたが、ねらっていたチケットは無事に買うことができました。
 今日だけもらえる"Limited Edition Godzilla Film Frame"(70mmサイズの"Godzilla"ポジフィルムのレプリカ)もしっかりと入手しました。数に限りがあったようで、後ろに座ったカップルはもらえなかったようで、それは何だと興味深気に話しかけてきました。


 さて、内容に関してはネタばらしになってしまうので書きません。"Godzilla"のデザインは以前書いた通りオリジナルとは全く違うものになっていました。それにともない動きも全く違います。巨大爬虫類なので、メチャクチャすばしこいです。この"Godzilla"、puppetも使われていますが、CGのものはやはりSoftimageで作られています。
 「ゴジラ」ファンは、新しい"Godzilla"を受け入れるのが難しいのかもしれませんが、"Godzilla"は娯楽超?大作映画として非常に楽しめる、良い仕上がりだったと思います。個人的にはロ○トワールドよりもはるかに楽しめました。

 "Godzilla"の設定に忠実に、Hollywoodが真剣に映画を作ると(別に日本の「ゴジラ」が真剣に作っていないとかそういう意味ではもちろんありません。)こうなるという、納得できる作品でした。
 娯楽要素は盛りだくさんで、見ていて映像的、演出的に色々な映画が頭の中をよぎりました。「ロストワールド」、「エイリアン」、「スピーシーズ」....。これらをつなぎあわせるとストーリーが出来上がります。    (^_^;

 多少内容に触れてしまうことになるのですが....。最初のスクリーニングがニューヨークのマジソン・スクウェア・ガーデン(MSG)で行われたことで分かるように、今回壊される街はニューヨーク、特にMSGです。これはいつものことですが、こんな大都会をよくもまあというくらい壊してくれます。
 エンディングを見る限りでは、"Godzilla 2"がある....?


p.s. もし熱狂的な"Godzilla"あるいは「ゴジラ」ファンの方がいらっしゃれば、"Limited Edition Godzilla Film Frame"を差し上げます。