A Quarter Century Ago Today 25年前のロサンゼルス日記

25年前にロサンゼルスに滞在していた時の日々の記録。25年後のその日に公開していきます。

Godzilla

May 17th, 1998

 

 以前書いた、R&Hが作ったフロリダにある新作アトラクション"Bugs Life 3D"に関して、正確なことが分かりました。このアトラクションは、オープンしたてのディズニーの新テーマパーク、アニマル・キングダムにあるそうです。このBug(虫)達をデザ
インをしたデザイナーに聞いたので間違いないでしょう。
 今年のSIGGRAPHに行く際には是非とも足を運びたいスポットになることは間違いないでしょう。


 今度の週末は、Memorial Day Weekendです。これに合わせて多くの映画が公開されます。話題の"Godzilla"も19日に公開になります。

 "Godzilla"はポスターだけでなく、テレビでもしきりに広告をしています。この宣伝費はかなりになるはずです。しかし徹底して"Godzilla"の姿は見せない演出をしています。いつも見えるのは"Godzilla"の足だけ。こういうのをTeaser広告って言うんでしたっ
け?
 公開直前でも映画本編に出てくる"Godzilla"の映像は全く見ることが出来ませんが、関連グッズとしてのオモチャの人形の写真がWebページで出回って話題になっています。また"Godzilla"特集の雑誌等には"Godzilla"のイラストが載っています。
 そしてその姿はというと....。

 オリジナルの「ゴジラ」とはほど遠いものになっています。手や足などの細部のデザインは恐竜という感じです。また足の伸びかたも着ぐるみのゴジラ足ではなく、もっと人間的な伸びかたになっています。全体としては少しグロテスクな巨大エイリアンという感じです。
 このエイリアンという言葉を使う最大の理由は、その首から頭が前に伸びているからです。オリジナルの「ゴジラ」のデザインを知っている人は、日本人、アメリカ人を問わず "No. It's ugly. I like original one."といった反応をします。デザインが悪ければ?悪いなりに話題になるというのも話題性なのでしょうが....。


 日本にはウルトラマンとその怪獣に代表されるように、巨大な正義の味方と巨大な悪者というのはよくある話です。ところがアメリカの場合、スーパーマンバットマンを代表として、等身大ヒーローがその主流?です。そういう意味ではこの巨大な"Godzilla"にも、アメリカ人は我々日本人とは違った印象をいだいているのかもしれ
ません。
 いくつかあるキャッチコピーの中でも最も多用されている"Size Does Matter"というのは、まさにその辺を言っているのでしょう。

 19日のSpecial First Showingで、"Godzilla"を見てこようかと思っています。