A Quarter Century Ago Today 25年前のロサンゼルス日記

25年前にロサンゼルスに滞在していた時の日々の記録。25年後のその日に公開していきます。

New IMAX Theater

Feb. 7th, 1998

 

 ロスは連日雨が降っています。エルニーニョの影響ということですが、この週末から来週にかけて、また2つのStormが来るそうです。ニュースを見ていると、私の住んでいる所から割合と近い所でも洪水などの被害が出ているようです。
 USCで私がいつもいる通称「レンダーラボ」も、昨日はすぐそばまで浸水しました。この部屋は地下にありますが、もともと雨の少ないロスでは、建物の設計の際に雨がほとんど想定されていません。雨が降ると水はそのまま低い所、すなわち地下へ向かっ
て流れてきます。
 う~ん。すごく分かりやすい。(^_^;


 昨日の夕方、USCのすぐ隣にあるサイエンス・ミュージアムの新しいIMAXシアターがオープンしました。今までもシアターはあったのですが、かなり古いこともあり新しいミュージアムと一緒に奇麗になり、3D IMAXシアターになりました。
 ということで、金曜の夜6時からの最初のスクリーニングを見てきました。上映作品は、大阪のサントリーミュージアムのために作られた3D作品、"Into the Deep"でした。この他、新作の2D作品"Mission to MIR"もやっていますが、これはまだ見ていません。

 さて、シアターですが新しく綺麗ということ以外は、それほど目新しい機能を備えているという訳ではなさそうです。ここに限った話ではありませんが、こうした施設でもそのパンフレットというものを見かけることはほとんどありません。従ってスクリーン
サイズなどの詳細を知るすべはありませんが....。IMAXのWebサイトには出ているはずです。
 立体メガネは、大阪のサントリーミュージアムと同じ「塩沢とき」サイズの大型偏向メガネでした。これは見やすいので、私はお気に入りです。

 新装再オープンの最初のスクリーニングであったのですが、客の入りは今一つ、というよりも悪いと言った方が良いかもしれません。雨模様の天気ではありましたが、他人事ながらちょっと先行きが心配です。

 上映に先立った、面白いトレーラーが流れました。題名は明記されていませんでしたが、IMAX3Dアニメーションが"Coming Soon!"となっていました。いわゆる手描きのアニメーションで立体映像というのは非常に難しいもので、これもCGを使っているものなのですが、非常に良く出来ていました。とくに小さい子供には大受けしていました。どのようなシステムで作っているのか気になる所なのですが、これはもしかして....。


 "Into the Deep"の作品を見るのは私は3回目なので、残念ながらそれほど新鮮味はありません。私にいわせると、IMAXの王道を行く自然もので、大ヒットはなくても大ハズレもないという気はします。
 今回すごく気になったのが、シーンによってかなり視差が異なるということです。当然シーンによって視差を考慮することは必要なのですが、かなり目が疲れるのはやはり問題です。
 フィルム、しかも3Dの難しい所は、撮影したその場で映像が確認できない所です。
 そういう意味では、我々も制作に関わった"L5"の立体効果はかなり良い出来だったと思います。


 近いうちに"Mission to MIR"も見てきたいと思っています。