Shopping
Sep. 16th, 1997
ショッピングと言っても、おしゃれなものを買うわけではありません。日常品の買い物の話です。
アパートのすぐ前に、24時間やっている"Ralphs"という大きなスーパーがあります。アメリカ流にまとめ買いをして、週末だけ来るという方が効率的なのかもしれませんが、まだ「日本人」の私にはどうもそれはできません。USCからの帰りにほぼ毎日寄って、食料品の調達をしています。ここにはサラダ・バーがあるので(不思議なことに大きな器、小さな器、どれでとっても$2.43)重宝しています。
「え~っと、牛乳とパンはまだあるから、今日はサラダと冷凍食品を買っていこう。」などと所帯じみたことを考えながら、いつも車に乗っています。オープンと電子レンジがあるので、それなりに何とかなっています。もう少し生活のペースがつかめてきたらば、フライパンでも使ってみましょう。塩、こしょうも買ったことだし。
単位系が違うので、何を買うにも最初はピンときません。重さはポンド、容量はガロン。最初はグラムやリットルに換算しようと思っていましたが面倒なので、こちらの単位系を体で覚えることにしました。牛乳やジュースは、アメリカン・サイズで3QTガロン(約2.84リットル)ずつ買っています。ちなみにこの量でオレンジ・ジュースが$4.79な
ので、1リットルにすると200円位で、やはり日本よりも安いですよね。
乾燥しているせいか、これだけ買っても結構飲んじゃうんです。
クウォーター(QT)という概念は中々日本人にはなじまないようです。90セントのおつりのときに、クウォーター3枚とダイム(10セント)と5セントのおつりがきて、少し戸惑ってしまいました。コイン・ランドリーやコイン・パーキングなど、クウォーターはコインの中では一番えらい?役割をになっています。
今日気が付きましたが、自動車のスピード・メーターが0からはじまり、その後の目盛りは15、25、35....なのです。これもクウォーター思想からくるものなのか、なんなのか?
さて、食料品以外の買い物となると、やはり車がないと中々困ってしまいます。逆に言えば、車があると郊外の大型量販店に行けて、選択の幅が広がります。
アメリカのこうした量販店は、日本のそれとは比べものにならない規模で本当に驚きます。私が行った、家具関係の店、日曜大工の店、電気製品店、どこも土地にものを言わせてすごい品揃えと、大量の在庫がありました。広大な商品の陳列エリアとともに、とてつもない在庫倉庫があり、最後はそこから目的の品を自分で探してカートに乗せ
てレジに持っていくというのが常です。
私が行った家具店では、人のためのエスカレータがないにも関わらず、カート専用のエスカレータがついていました。確かにこれがなければ困りますが、ちょっと驚きでした。
そうそう、それから車で10分程行ったところに"YAOHAN"があります。ここに行けば、値段さえ気にしなければ大抵の日本のものが入手できます。値段さえ気にしなければと書いたのは、やはり高いからです。350mlの「午後の紅茶」が$2.00以上しますので、ちょっと買う気にはなりません。これは完全輸入物だからですが、現地で生産しているものはそれなりの値段で買えます。さっそく"KIKKOMAN"醤油を買いました。
ここには、サンスポ特約「日刊サン」というのが「お一人一部」で置いてあるので、たまに行くと日本の野球の情報が分かります。またしばらく行っていないので、ちょっと情報から遠ざかっていますが。
参考?までに、私のちょっとした買い物の値段は....。
Ralphs (家のすぐ前のスーパー)
鍋 $15.44
フライパン $11.99
Bed Bath & Beyond (寝具他を扱った中型量販店)
ゴミ箱 $5.99
簡易洋服整理箱(大)? $14.99
簡易洋服整理箱(小)? $4.99
アイロン台 $4.99
Best Buy (電気製品中型量販店)
SHARP Fax付電話 $156.96
小型掃除機 $19.99
Fry's Electronics (電気製品大型量販店。秋葉のようなマニアック
な品まで結構そろっています。)
Panasonic 20型ステレオテレビ $279.99
IKEA (家具の大型量販店)
テーブルと(ちゃちい?)イスのセット $89.00
フロアランプ $19.95
カリフォルニアはTAXが8.25%です。支払いのときに頭の中でラフに計算した額よりも、いつもかなり高く感じます。